2016年03月06日

咲く場所 咲く時期は、花によって それぞれ異なる

 暖かい地域で咲く花、寒い地域で咲く花、
 春に咲く花、冬に咲く花、
 花によってそれぞれ異なります。

 人もそれぞれ、花咲く場所や時期は異なることでしょう。

 仏教では、「種」より「畑」を重視します。土壌が良質ならばよく育ち、不毛な畑では優れた種も発芽しません。
 
 前回にも記載した、百年に一人の頭脳と言われた幸田露伴(こうだろはん)は、直接の努力と、間接の努力ということをいっています。直接の努力とは、目の前の目標に向かってする努力。一般的に言われている努力です。

 間接の努力とは、自らの源泉をつくってく努力です。花に例えるなら、「土壌を良質にし、根を養う努力」です。

 それには正しい生活習慣を楽しみます。過去の悪習慣を短時間で改めるのは賢明ではありません。ゆっくりと着実に最善の道を進んでいきます。
 
 正しい生活習慣とは、正しい食事、正しい睡眠、適度な運動です。

 それにプラスして、善行(ぜんぎょう)や坐禅、そして笑いで心の塵(ちり)を掃除します。

 善行とは、お釈迦さまが示された。八正道(はっしょうどう)、八つの聖なる道です。(これについては、寺の会報「まんぷく通信」で解説しています。)

 ただ漠然とテレビや流行にながされていては、心の塵は掃除できません。仏教的な生活習慣で心の塵を掃除して、もって生まれた生命機能をよく調え、イキイキと生きていくための小さな習慣を日々反復していきます。
 
 花咲く時期は、人それぞれ。季節は春でも、心が冬の方もいることでしょう。また、春でも南の島にいるような方もいることでしょう。しかし、これらは永遠ではなく、常に変化しています。調子に乗りすぎず、あるいは落ち込みすぎず、謙虚に間接の努力を反復していきたいものです。
posted by 正翁寺 at 09:25| 日記