皆さんこんにちは。長い梅雨が続いておりますが、いかがでしょうか。
さて、ドイツ生まれの禅僧、ネルケ無方さんは、お師匠様から「きゅうりのように育ちなさい」と教えられたそうです。きゅうり…?どういうことでしょうか。
きゅうりは、麻のひもを一本垂らしておけば、勝手に元気よく育っていくものだそうです。では、麻ひもがかったら、きゅうりはどこへ向かって伸びていくのでしょうか。
ちなみに、ネルケさんは、日本人はトマトだと言います。
トマトは、三本位支柱を立てないと育たないそうです。つまり、しっかっりと支えてもらって、与えてもらわないと育っていかないということでしょう。
さらに、ネルケさんは、欧米人はカボチャだと言います。
自己主張が強く、横にはって育ち、隣のきゅうりやトマトを枯らしていく。
いかがでしょうか。麻のひもは、お釈迦さまの教えであります。つまり、清らかな指針であります。指針は、日々変化する私たちの心を、適正なところへ戻してくれます。しかし、指針がないと戻ってくることはできなくなるかもしれません。
「迷い」に満ちた人生だからこそ、基本となる座標のひもが必要なのです。 合掌
2019年06月22日
きゅうりのように育ちなさい!(ネルケ無方師)
posted by 正翁寺 at 11:54| 日記