皆さんこんにちは。
IPCC(気候変動に関する政府間パネル)という国際機関が、温暖化に関する報告を6〜8年に1度に発表していることを知っていますか。
第5回目の発表は、2013〜14年で、温暖化の原因は、「人間の行いによる可能性はきわめて高い」としました。
第6回目の発表は、2021年でした。そこでの表現は、「人間の影響が温暖化させてきたことに疑う余地はない」としました。
人が地面から原油(石油やガソリン、電気の元)を掘り出して、それらを燃やし、植物だけでは吸収しきれないほどの温暖化物質(二酸化炭素など)を発生させ、はるか上空の大気圏に溜(た)まってしまう。
溜まった二酸化炭素は、宇宙に放射されるはずの熱を吸収してしまい、ビニールハウスのような熱の膜で地球が温室状態となってしまっている。(温室効果)
この現実をどうすればいいのか。温暖化の始まりとされる産業革命(1850年頃)以前の生活に戻ればいいのか。そのような修行僧のような生活は現実的ではない。
そこで正翁寺は、人類が修行僧のような生活を強(し)いられないようにする為に、地球温暖化対策の心構えを3つ提示させていただきます。
1,人類が、大自然の恐さを知り、己の小ささをよくよく知ること。
2,人類が、虫や木や土、太陽や水などの大自然にお世話になっている現実を、常に忘れないでいること。
3,人類が、1850年以降の文明に心から敬意を抱き、満足すること。
私たちは、地球上で新たに仲間入りした新参者です。古参(こさん)である先輩方の法則によく従って行動しましょう。