コロナ禍の中、大変な自粛が続いていると思います。また、自粛により、需要が少なくなった職種の方々も、当然仕事が減るわけですから、手当も減る。大変な事態であります。
さて、今年のアース・オーバーシュート・デーは、8月22日だったことを知っていましたか。
「アース・オーバーシュート・デー」とは、私たちの資源消費量が、地球が一年間で再生可能な資源量を上回る日をいい、この日を過ぎると私たちは、未来から資源を借りて暮らす赤字状態となってしまいます。【WWFジャパンホームページよりhttps://www.wwf.or.jp/activities/news/4390.html】
そうなると、今の1.6倍も地球がなければ資源が足りなくなってしまう試算となります。では、新たに宇宙を開拓すればいいのでしょうか。
各国政府や科学者たちはこういった事態に対抗しようする時、すぐに自然と対立する策を講じます。そうではなくて、地球と人類が調和していくにはどうすればいいのかを考えていくべきではないでしょうか。人類の方が地球に合わせるよう行動を変えていかなければいけません。
今まで生きてきたスタイルからの行動変容は、「失われる」と、とらえがちですが、「ありのままの健全な状態に戻していく」と考えてみてはいかがでしょうか。
過去の人類の歴史は、食糧を確保する戦いといっても過言ではありません。ところが、現代先進国は飢えるどころか、食べ過ぎてしまうほどです。
また、150年前の人が、自動車という鉄の塊(かたまり)が猛スピードで走る様子を見たら驚くことでしょう。
私たちは、この現代の文明と当たり前のように接していますが、よくよく考えますと、とんでもない社会を生きてきました。
ところが、コロナウイルスの感染拡大により、様々な制限が設けられました。一見すると「失う」ように思えますが、置かれた環境をよくよく考えてみますと、制限の中でも満ちていることは、実は気づきにくいだけで沢山あると思います。
コロナウイルスの感染拡大がおさまった後、感染拡大前と同じようでは、せっかく気づかせてもらったことが台無しです。私たちは、今回の行動変容をヒントに、大自然のいとなみと調和するよう温暖化が進まない範囲で、明るく楽しい未来を一緒につくっていきましょう。
【補足】
コロナ禍の中、大変な自粛が続いていると思います。また、自粛により、需要が少なくなった職種の方々も、当然仕事が減るわけですから、手当も減る。大変な事態であります。
今は大変な時ですが、「苦は楽の種」ということばがあります。苦しいときには、普段では考えたことのないアンテナが立つものです。例えば、普段健康な人が腹くだしが続くとします。そういった時には、アンテナが立ち、普段手にすることのなかった医学の本を手に取って、いつの間にやら読破してしまう。そして、ああそうだったんだと、悟る(気づく)のです。
苦しんだときのリカバーの経験は、今後の自分であったり、あるいは、他人であったり、世の中であったり、何かを救うきっかけとなる可能性もあります。
世はみな無常です。どうせいつかは、死ぬ身なのですから、いつか来るその時までは、あらゆる苦難をきっかけに、たくさんの悟り(気づき)をえて、ともにいい国をつくっていきましょう。
人生は、苦難→気づき→安定→苦難→気づき→安定の繰り返しです。神様は乗り越えられない試練を与えないと言われているくらいですから、大丈夫です。あなたの苦しみがきっかけとなった気づきを待っている人がいるかもしれませんので、どうか死なないでください。