2021年07月11日

ウイルスにワクチンあり 温暖化にワクチンなし

 私たちが生命を保つのに、必要不可欠なものってなんでしょう。水、空気、食べ物。人によっては電気も必要です。でもここでは水、空気、食べ物にしぼって考えてみたいと思います。

 では、その水や空気や食べ物はどうやってできているのでしょうか。

 様々な、動物、植物、人々の社会活動があってできていきます。

 つまり、私たちは、いろいろな人や人以外のいろいろな生き物の活動に支えられているといえます。

 逆に言えば、それらの活動がないと私たちは生きていくことができない。
 
 そのことが分かれば、その活動の範囲で生活していくことがいかに大切かということに気づくはずです。

 その活動の範囲内の生活って一体どれほどのものなのでしょう。今世界中で流行り始めているESGの観点も結構なのですが、そのヒントは、古(いにしえ)より守られている修行道場の生活にあります。なぜなら、その生活習慣は、自然の営みと調和(integrate)しているからです。

 私たちの体内にある臓器の活動の一つ一つが、見事に調和しているように、地球の一生命体である人間も、地球の活動の範囲を出過ぎず謙虚に生活していく。この調和の考え方が、温暖化の問題を解決するワクチンとなります。

◎IMG_1874.JPG

 タイトルでは、ワクチンはないと記しましたが、ワクチンはつくれます。ただし、相当な発想の転換が必要です。きつくて、ねむくて、とても不便である、現代社会とかけ離れた修行生活は、実は最先端の生活スタイルなのです。  合掌
 
posted by 正翁寺 at 10:56| 日記